「グラウベル・ローシャ傑作シリーズDVD-BOX〈5枚組〉」
1960年代ブラジルの新しい映画＝シネマ・ヌーボの旗手として賞賛されたグラウベル・ローシャ監督の代表作5品を、2011年、ローシャ監督没後30年を記念、販売されたもの。

ゴダールをして、ベルトリッチ、ストロープ=ユイレ、スコリモフスキーと並び\"最も新しい映画監督の一人\"と言わしめた、グラウベル・ローシャ傑作選!

1.アントニオ・ダス・モルテス(1969)
悪竜と戦う聖ゲオルギウスの伝説を、さすらいのガンマンの活躍に置き
換えて描いた一編。ローシャ作品で日本初公開、絶賛を受けた名品。

2.黒い神と白い悪魔(1964)
はずみで領主を殺してしまった貧しい牛飼いの男の波瀾万丈の逃走劇
を、荒々しい映像と躍動感あふれる描写で綴る。同年のカンヌ映画祭に出
品され、欧州に監督の名を知らしめた秀作だ。

3.バラベント(1962)
24才での処女作。奴隷の集積地であるブラジル北東部の素朴な村を舞台に、都会から戻ってきた青年が、社会的・政治的な因習や、抑圧から村人を解放しようともくろむ姿を力強いタッチで描き出す。

4.狂乱の大地(1967)
ローシャが自ら“何よりも重要な作品”と位置づけている1作で、架空の共
和国エル・ドラドを舞台に、抑圧と解放をめぐり揺れ動く人々の姿を描く
壮大な寓話。政治的なものへのメッセージ性も公開当時、物議を醸した。

5.大地の時代(1980)
発表作が論争を呼んだり、政治的な抑圧のなかで亡命も余儀なくされな
がら映画作家人生を送った彼の遺作。鮮やかな映像と音がシンクロするヴ
ィデオアート的な映像詩で、ベネチア映画祭での上映でミケランジェロ・
アントニオーニらに絶賛されたことでも話題に。

ヴィラ=ロボス/ジャルデル・ゆフィーリョ/グラウベル・ローシャ
定価:￥16500(税込)リーフレット付き

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