2015年3月に定価12万円で購入した、小型のダレスバックです。予約販売の希少モデルです。

中古品で、本体・金具部分の傷、内部のスウェードの黒ずみ・汚れなど、使用感があるためお安くしています。ここから使い込んでいくと、さらに味わいなども出てくると思います。

付属品は鍵と、お手入れブラシです。外箱は付属しません。

外寸=縦25.7×横30.0×最大マチ14.0cm（A5サイズ収納可）
ハンドル高さ3.3cm
重さ約1220g
色　こげ茶

※数値はすべて概寸です
※パソコンやスマートフォンの設定、環境により掲載画像とお色が違って見える場合がございます。

■素材
本体=ブリティッシュブライドルレザー
内装=ピッグスウェード(ファスナーポケット内はコットン)、ブリティッシュブライドルレザー
金具色=真鍮磨き

■仕様
口金錠前留め(鍵×2付き)


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「ブリティッシュ・ブライドルレザー」は、英国で貴族の馬具用に作られている伝統的な最高級素材だ。原皮には丈夫な成牛のショルダー部分を使用。これを植物の渋だけを使って数カ月間じっくり鞣し、ロウを手作業で何度も擦り込んで堅牢無比に仕上げる。完成までは4ヶ月ほどもかかる労作だ。初めは表面がややマット調になっているが、使い込んでゆくにつれて色が少しずつ深まり、柔らかな艶が滲み出てくる。内装には香気高く、ソフトな感触のピッグスウェードを採用しているため、2つの革の個性を較べられるのも愉しい。

ハンディダレスの特徴は、フレームだけでなく、前面の胴判全体が大きな3次元曲面になっているところ。これは理想の曲面を帯びた木型に革を押し当てて成型した上で、その形を保持しながらフレームを組み込み、マチなどのパーツを縫い合わせて完成する。ハンディダレスではサイズが小さい分、この成型にはより手の力と精密さが必要だ。なお、この立体的な曲面を滑らかで美しいものに整えながら、フレームが止まるようにマチの形を設計し、折り込み方を決めるのはミリ単位での微調整が必要。そのために幾度も試行錯誤を繰り返した。またフレームの縫製は、堅い革に手作業で穴を開け、極太の糸で一針一針を慎重に手縫い。まさに職人技術の粋が詰まった鞄といえるだろう。