オートアート製の精密なダイキャストモデルです。

アメリカを代表するスポーツカーであるコルベット。
現行モデルでは伝統的なロングノーズスタイルを捨てMRレイアウトが採用されるなど、速さに拘っているモデルですが、初代C1型、その中でも最初期にあたる54年式は今のイメージとは掛け離れた車でした。

アメリカ初の量産スポーツカーとしてデビューしたコルベットはV8ではなく、ブルーフレイムと呼ばれる直6エンジンに2速ATという欧州スポーツカーとは性能面では比べ物にならないものでした。

その代わりにデザイン面では50年代のアメリカらしいテイストが随所に入れ込まれており、特徴的なシャークフィン、埋め込まれたマフラー、動物の歯のようなグリルなど非常に手が混んでいます。
後年だんだんとスポーツカーらしくなることで、このテイストは失われてしまいますが、まるで宇宙船のようなキュートなスタイルは今見るととてもお洒落ですね。

モデルはオートアート全盛期のミレニアムラインですので、非常に高品質な仕上がりです。
細かな配線が施されたエンジンや、ゴージャスな内装、そしてなんといっても各所に施されたメッキがとても綺麗です。
ミニカーでこそ飾り映えする車だと思います。

暗所保管品ですので、外箱、本体共に美品です。

ボディはセラミックコンパウンドで研ぎ出しののち、実車用ポリマーコーティングを施工しました。